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サービス付き高齢者向け住宅の未来

【 投稿日時:2017-06-09 00:10:33

公共の老人ホームはどこも十年近く待つことが少なくない現状、有料老人ホームは料金的にハードルが高かったり、グループホームなども小規模なのですぐに定員となってしまったり……。そういった問題は、今や日本全国で当たり前のように起こっています。特に認知症ではなく、身体もさほど不自由していない方ですと「できれば自立した生活をしたい」を考える高齢者の方も多いでしょう。

そういったニーズに応えてか、最近数が増えていっているのがサービス付き高齢者向け住宅です。高齢者専門のサービスが充実した賃貸マンションで、基本的には一般的な賃貸マンションと同様に生活をすることができます。建物は住居部分を含めてバリアフリー化されており、高齢者の単身やご夫婦での入居が可能です。安否確認や生活相談、買い物や食事などの生活支援、医療・介護支援が付属しているので、いざという時にすぐ頼ることができ、老後も安心して生活をすることができるように工夫されています。

基本的に健常な高齢者向けの住宅ですので、サービスはあくまで支援程度のものです。その分。有料老人ホームよりは比較的費用が安く済みます。ご家族にとっても、安否確認や生活支援があるということで、通常の賃貸よりも安心できる部分は多いでしょう。

高齢化社会が深刻化し、孤独死なども問題となっている昨今では、高齢者は賃貸物件を借りづらくなっています。こういった高齢者のためのサービス付き賃貸が充実することで、孤独死を未然に防ぎ、高齢者の安心できる住まいを確保できるようになるでしょう。