施設の種類~介護保険施設
【 投稿日時:2014-03-06 12:46:07 】
介護施設にも「公共」と「民間」の施設があるということは話しましたが、実はその中でも大きな枠組みとして、介護保険が適用できる介護保険施設と、その他の施設に大別されています。
その中の介護保険施設は、さらに細かく分類され、「介護老人福祉施設」「介護療養型医療施設」「介護老人保健施設」の3つに分けられます。
「介護老人福祉施設」は要介護者の生活介護を中心とした施設で、入居者は日常生活の世話や機能訓練、健康管理などのサービスを受けることができます。
「介護老人福祉施設」のサービス利用者はサービス費の一割を自己負担、また、食費などの生活費についても自己負担します。
次に「介護療養型医療施設」ですが、これは長期治療が必要な人を対象とする医療中心の施設で、要介護者しか入所できません。
施設の概要としては病院の延長線上にあるもので、病院と同様に医師や看護師による治療・看護を受けることができます。「介護老人福祉施設」との明確な違いとしては、こちらはあくまで介護ではなく”治療”を行っている点が挙げられます。
費用については介護老人福祉施設と同じで、サービス費の1割とその他の生活費が自己負担となります。
最後に「介護老人保険施設」ですが、これは利用者の在宅復帰を目的とした施設で、他の二つの施設とは違い、デイサービスなどの短期間のサービスも行っています。
入所条件は要介護者であることで、施設内では様々な専門家の元、リハビリテーションサービスを受けることができます。
費用についてはこちらも二つと同様で、サービスの1割とその他生活費を自己負担します。
介護施設を利用する際には、恐らく多くの人が介護保険施設を利用しますから、その違いについて覚えておきましょう。
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